【知っておきたい防災・減災】南海トラフ地震臨時情報ってなに?過去に発表されたことはある?

南海トラフ地震臨時情報 地震
南海トラフ地震臨時情報

「南海トラフ地震臨時情報」って耳にしたことありますか?

昨年8月「南海トラフ地震臨時情報 (巨大地震注意)」が発表され一時混乱が起こりました。

ニュースでチラッと見たり、スマホの速報で目にしたことがある方もいるかもしれません。でも、「結局なに?」「どう行動すればいいの?」と、疑問に思っている人も多いのではないでしょうか。

今日は、その“モヤモヤ”をすっきり解決するべく解説していきます!
「南海トラフ地震臨時情報」の基礎から、出される条件、私たちのとるべき行動まで、分かりやすくまとめました!


そもそも「南海トラフ」って?

まずは前提知識から。

「南海トラフ」とは、静岡沖から九州沖にかけて太平洋プレートとユーラシアプレートがぶつかっている海底の溝のこと。
このエリアでは、過去に何度も巨大地震が起きていて、次の地震も「いつか必ず来る」と言われています。

  • マグニチュード8〜9クラスの地震
  • 周期は100〜150年

今は「もうすぐ次が来てもおかしくない時期」に突入していると言えます。


南海トラフ地震臨時情報ってなに?

この臨時情報、簡単に言うと…

「南海トラフで何か異常が起きたよ!もしかしたら大地震の前触れかも」
と教えてくれる“特別なサイン”です。

気象庁が専門家の観測データをもとに、「今、南海トラフ沿いに何かおかしい動きがある」と判断したときに発表されます。


情報の種類は3つ!それぞれの意味を知っておこう

① 【調査中】

「なにか起きたけど、まだ分からない」段階

例えば:

  • プレートの境界がゆっくり動く「スロースリップ現象」が起きたとき
  • 南海トラフ沿いでM6.8以上の地震が起きたとき

「今後の動きに注意してください」という段階です。
この時点では、避難などの行動は不要ですが、備蓄の確認や家族との連絡方法の確認などをしておくと安心です。


②【巨大地震注意】

「本地震が来る可能性がある」という警戒段階

  • M7.0クラスの地震が南海トラフ沿いで起きた後
  • さらに、スロースリップや他の異常現象も重なった場合

巨大地震の可能性が高まっていると評価される状態です。

この段階では、

  • 避難経路や避難場所を確認する
  • 非常用グッズを玄関近くに準備しておく
  • 夜は靴を枕元に

など、具体的な準備を始めるのが吉◎。


③ 【巨大地震警戒】

「連動地震の可能性がかなり高い!」緊急警戒レベル

例えば:

  • 南海トラフの一部でM8クラスの大地震が発生
  • 他のエリアでも「連動」して地震が起こる可能性が高い

この情報が出たら、1週間程度は非常に警戒が必要!
津波や揺れのリスクがあるため、自治体の指示に従いましょう。


🧳 情報が出たとき、私たちはどう行動すべき?

段階に応じて、慌てずに以下の行動を!

情報の種類やるべきこと
調査中備蓄チェック、家族と連絡手段確認
注意避難ルート確認、靴・懐中電灯を身近に
警戒避難準備を完了・一部の地域では実際の避難

ポイント:情報が出てからが“最後の準備期間”になるかも!


南海トラフ臨時情報、こんな誤解に注意!

「情報が出たらすぐ地震が来る」わけじゃない
→ 臨時情報は「可能性がある」ことを示すもので、発生の確率は地域や状況によって異なります。

「注意」や「調査中」では避難しなきゃダメ?
→ 基本的には日常生活を送りながら、“防災意識を高めておく”ことが目的です。


過去に発表された事例は?

2024年8月8日 午後4時43分

場所は九州南部の沖合「日向灘(ひゅうがなだ)」。

ここでマグニチュード7.1の強い地震が発生しました。
震源の深さは約30km。南海トラフの想定震源域の一部に含まれるエリアです。

この地震によって宮崎県で震度6弱の揺れが観測されました。

地震発生から数時間後の【午後7時15分】――
気象庁が正式に、

「南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)」

を発表しました。

これが、制度開始(2019年)以来初めての「注意」段階の発表でした。

🔗 もっと知りたい人へ:信頼できる情報源

当ブログは簡単に理解するための導線を目的としています。

そのため、必ず気象庁の情報をチェックしておきましょう。


📝 まとめ:知っていれば、落ち着ける。

「南海トラフ地震臨時情報」は、最悪のシナリオを防ぐための“早期警報”のようなもの。
情報が出てもパニックになる必要はありませんが、「今こそ備えを見直すチャンス」と考えて行動できれば、未来の自分や家族を守ることにつながります。

この記事を読んだ“今日”が、備えのはじまりかもしれません。


もっと防災グッズや避難生活の知恵が知りたい人向けに、0次防災ポーチの作り方を紹介中!

ぜひこちらからチェックしてみてください!

気になる方は「いいね」&「ブックマーク」お願いします♪

コメント

タイトルとURLをコピーしました